歩く広告。。。


セミロングになりかかっていた髪を切りました。

仕事では、後ろでやっと一つにまとめられるくらいでおさまっていたのでいいのですが、春だし、思い切って切ろうと思って。

今担当してくれている美容院のオーナーさんは、どちらかと言うとアーティスト肌。自分のポリシーを貫くタイプだと、私は思ってる。
髪の事に関しては、自信もってやってるのがわかる。

いつも彼女のペースにもってかれて、いつのまにか先生と生徒みたいな会話になってる
「いいですか?ここはこういうふうにするんです、わかる?」
「あっ・・はいっ!!」←(元気良く返事してる自分がおかしい)

こんな調子。

最初は苦手だったけれど、何度か行くうちに見えてきた事は、髪を本当に大事に扱う事。そして、お客さんのヘアースタイルは、その人のいろんなものを加味してデザインしていく事。一つとして同じものはなくて、ベースにお客さんの”人となり”みたいなものをからめていくかんじ?


昨日は、最初から”お任せ”するつもりで行ったから、

『どうする?』って訊かれて、
『お任せしてもいいですかね。』って言った。

これいうと美容師さんは、困るらしい。

けど、彼女は、
『本当に?いいの?じゃ、任されます』って、笑ってました。

まあ、単に私がどうして良いかわからなかっただけなんですが。

で、いざ切り始めてから、手を止めて
『髪は自分が似合うとかんじるかどうかも大事だろうけど、一番はまわりが見て素敵と感じて貰うほうが、結局は自分も嬉しかったりすると思っていて・・・。
こうしてほしいと言う髪型が、実はその人に合ってないって事も、私は話させてもらってる。それでもって時は切るけれど、その人の長所を引き出せるようなスタイルを、プロとしてアドバイスしていければとおもっている。
で、今日は任されたと言う事で、思いっきり切りたいんだけど・・いい?』

といわれましたよ。

・・・・・思いっきり・・・・ f(..)。

『あ~ベリーショートとかじゃないから・・。こう、春だし、明るく開放的なウキウキするような感じはどうかなと。○○さんに、あうだろうなあって形に切らせてほしい』


お任せしたので、ためらいなくOK。

一番の決定打は、昨日の彼女の笑顔でした。
気持ちが伝わった気がして・・・。

それで、もうひとつ、
『人に髪を見られるのが、職場が多いとしたら、そこで一番素敵なスタイルで居てもらいたいのと、切る私としても、”何処で切ったの?”って訊かれるくらいのほうがありがたい。お客さんの髪はお客さんのものだけれど、ヘアースタイルは、わたしの技術。だから【歩く広告】だともいえるように仕上げたい。』

本当にあけすけなく、はっきりとものを言う人。

このペースで押されちゃうんですよ、いつも。

切ってもらっている途中、

『あっ、そうそう、毎日のスタイリングも後で教えるから、覚えてね!』


・・・・・ほんと、抜かりない。
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by swingbebe | 2008-04-19 08:06 | 日記~今日思うこと~